『東京喰種トーキョーグールS』映画の感想をネタバレありで紹介

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実写映画化2作目となる『東京喰種トーキョーグール【S】』を観たので、感想を若干ネタバレありで書いていこうと思います。前作が非常に良かったので、期待値が高かった今作。いい意味で期待を裏切ってくれました。

東京喰種トーキョーグールSのあらすじ

普通の大学生だった金木研(カネキ ケン/窪田正孝)が、特別なグールである神代利世(リゼ/蒼井優) の臓器を移植され半分グールになってしまい、人間とグールの板挟みになりながらもなんとか生きるために、もがき、戦う姿を描いたのが前作の東京喰種。


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続編となる東京喰種トーキョーグール【S】は、美食家(グルメ)と呼ばれる最悪のグール月山習(ツキヤマ シュウ/松田翔太)に、食材として金木が目をつけられ美食家のグールが集まる喰種レストランに連れていかれる…というストーリーです。

東京喰種トーキョーグールSのキャストについて

今作のキーとなるのは、松田翔太演じる月山習(つきやま しゅう)です。喰種(グール)の中でも食へのこだわりや美意識が高く普段はインテリぶっています。しかし、好物が目の前にくると食欲が理性をぶっ壊して抑えが効かなくなるという2面性を持った役です。

やり過ぎるとコントになってしまいそうなキャラクターですが、松田翔太の常に気品が感じられる演技は素晴らしく、グイグイ引き込まれます。東京喰種トーキョーグールSは、松田翔太ありきの映画といっても過言ではないでしょう。それくらい月山の存在感はデカいです。

前作の清水富美加(※現:千眼美子)から霧島董香(キリシマ トーカ)役をバトンタッチした山本舞香も、自然に馴染んでいてグットでした。アクションも身体能力の高さがうかがえ、迫力あるシーンとなっていました。

あと、イトリ役の知英(ジヨン)のミステリアスで妖艶な演技も映画に華を添えています。元KARAというのは後で知ったのですが、日本語が完璧で驚きました。

金木研のお人好しでどこか抜けているキャラクターは、窪田正孝のはまり役ですね。

東京喰種トーキョーグールSを観た感想

喰種レストランのシーンや月山とのバトルで、金木が最大の武器である赫子(かぐね)をなかなか出さず、強くなった金木を観たかった身としては、ちょっと不完全燃焼だった気がします。

赫子を出すとヌルゲーになってしまうので、あえて出さないという演出かもしれませんが、もっと本気で派手にやり合う姿が観たかったですね。

あと、人間の女性である西野貴未(木竜麻生)を愛してしまい、苦悩するグールの西尾錦(ニシオ ニシキ/白石隼也)の扱いがちょっと雑だったような気もします。もう少し、ニキシのシーンを掘り下げた方がストーリーに重みが出たかもしれません。

そんな感じで多少不満もありますが、東京喰種トーキョーグールSは月山を演じる松田翔太の怪演が光っていて、アクションシーンも迫力があったので全体を通して楽しむことができました。

霧嶋董香役・山本舞香のクールさの中に垣間見える、心の葛藤を匂わせる演技も良かったです。

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