ちょっと変わった新人賞の募集があったので紹介したいと思います。新人賞といえば『このミステリーがすごい』や『小説すばる新人賞』などが有名ですが、最近はWEB投稿サイトが主催する新人賞も増えてきました。
特に、この『キャラ文芸大賞』は、キャラクター重視で選考が行われるという、面白い新人賞です。
書籍化を狙うなら キャラ文芸大賞はおすすめ!
WEB投稿サイトが増えたものの、大手の『小説家になろう』や『エブリスタ』などから書籍化されるのはかなりハードルが高いと思います。小説家にとっては、たとえ、誰も知らないどんなしょぼい賞であっても、デビューすることが大切ですね。
キャラ文芸大賞は過去2回開催されていますが、大賞以外の作品も積極的に書籍化されているので、滑り込みデビューが狙いやすい新人賞です。
第2回キャラ文芸大賞(2018年)の書籍化情報
昨年の選考では以下の作品が、小説として書籍化・書籍化予定とのことです。既に刊行されている小説は以下の3つです。
- 大賞: みちのく銀山温泉 あやかしお宿の若女将になりました(沖田弥子)
- あやかし賞: 晴明さんちの不憫な大家(烏丸紫明)
- ご当地賞:谷中・幽霊料理人(相沢泉見)
その他にも、以下の小説も刊行予定です。
- 読者賞: おばあちゃんのレシピノート。 (かんのあかね)
- 優秀短編賞:冷蔵庫の印南さん (黒谷丹鵺)
- 特別賞: 八百万の学校 (浅井ことは)
- 特別賞: 扉の向こうはあやかし飯屋 (猫屋ちゃき)
重賞から漏れても、書籍化の可能性があるのは嬉しいですね。
第3回キャラ文芸大賞応募要領
まず、肝心のエントリー条件ですが、以下のようになっています。
Web上に公開されているキャラ文芸小説が対象。
引用元:第3回キャラ文芸大賞
アルファポリスに直接投稿されている作品(内部投稿)または外部URL登録作品でエントリーできます。
同じ作品を内部投稿と外部URL登録の両方で設定されている場合はどちらか一方の作品でエントリーしてください。
WEB小説・漫画投稿サイトの『アルファポリス』が開催している文学賞なので、時間がある方は、アルファポリスに一度投稿してから、応募したほうが色々とやりやすいかもしれません。
最終選考に残っても、ギリギリ入選までいかなかったという場合は、「奨励賞」としてアルファポリスのサイトで特別ポイントがもらえるそうですよ。また、これから、小説をどんどん投稿していきたいというのであれば、一つでも多くのWEB投稿サイトに登録しておいて、使いやすいサイトを選ぶというのも重要です。
私も過去に色々とありましたが、R-18系の表現の規制や投稿したもののビューワーが読みづらいなど、それぞれ一長一短あるので、色々試してみてください。
第3回キャラ文芸大賞 の賞金と受付期間
大賞は50万円とのことです。それ以外にも書籍化のチャンスがあります。
開催期間中は読者投票・アクセス数などによりポイントの集計を行いランキング表示いたします。
引用元:第3回キャラ文芸大賞
アルファポリス編集部選考による「大賞」(賞金50万円)、ポイント最上位作の「読者賞」などを選出し、受賞作は出版化の可能性があります。
また投票したユーザにも抽選で賞金をプレゼントいたします。
賞金はそこまで高くありませんが、書籍化のチャンスが多い文学賞なので、デビューを狙いやすいでしょう。
そして、重要な受付期間は以下のようになっています。
- エントリー期間 : 2019年12月1日~2019年12月31日
- 開催(投票)期間 : 2020年1月1日~2020年1月31日
- 結果発表 : 2020年2月末日頃
作品のエントリーから結果発表までがかなり短いので驚きました。WEBサイトの読者参加型の選考なので、小説の登場人物をキャッチーなキャラクターにすると勝ち目はあるのではないかと思います。
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