コロナの影響などで映画上映が延期になっていた映画るろうに剣心の最終作『るろうに剣心最終章 The FinalとThe Beginning』の2作ですが、主要キャストの伊勢谷友介さんの薬物所持での逮捕によりお蔵入りの危機に直面しています。
しかし、昨今の映画事情を観ると、このまま通常通り公開される可能性も高いようです。
『いのちの停車場』そのまま公開で賛同高まる
これまで映画は、薬物使用・所持などのスキャンダルに非常に厳しく、出演した俳優が逮捕された場合公開中止になるか、編集で該当俳優の出演シーンを削って公開することがほとんどでした。
しかし、伊勢谷友介さん逮捕後に公開される『いのちの停車場』(東映)は、カットなしで通常通り公開されると発表されました。これに関して、映画を制作した東映の代表取締役社長・手塚治さんが
「映画は有料で鑑賞していただくクローズドなメディア。テレビなどとは少し違うと考えております。作品と個人は別のもの。作品を守る判断をさせていただきました」とノーカットで公開する決断に至った理由を説明した。
ORICON NEWSより引用
とのことです。これに関して、ネット上でも賛同する意見が多くありました。(以下、ツイッターから引用させて頂いています)
また、10月30日に公開予定の映画『とんかつDJアゲ太郎』(ワーナー・ブラザース)も、伊勢谷友介さんが重要な役で出演しますが、カットなどはせず通常通り上映されるそうです。
ピエール瀧映画公開の前例が後押し?
伊勢谷友介さんよりもハードな薬物の所持で逮捕された電気グルーヴのピエール瀧さんの件も、今回の逮捕後に映画が予定通り公開されたことに影響があるようです。
2019年3月12日に薬物所持で逮捕されたピエール瀧さんですが、彼が出演した4月5日公開の『麻雀放浪記2020』(東映)も、ノーカットで予定通り公開されました。
その後は、You Tubeチャンネルの開設や、俳優として復帰作となる竹中直人さん、山田孝之さん、斎藤工さんが合同で監督を務める映画『ゾッキ』を現在撮影中とのことです。
確かに、誰もがみられるテレビでは、スポンサー的にも今まで撮った作品をそのまま公開するのは難しいかもしれません。しかし、映画は個人がお金を払って観に行くものですから少し事情は変わると思います。
映画は一人の俳優のものだけではないだけに、スキャンダルで映画がお蔵入りになってしまうのはどうかと個人的には思います。
まとめ
2020年9月12日現在、映画るろうに剣心の配給元のワーナー・ブラザースから公式にコメントは発表されていません。
しかし、現在の状況をかんがみると、映画るろうに剣心最終章は非常に期待している作品だけにノーカットで上映して欲しいと個人的には思います。
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